「パートやアルバイトが雇えず、ランチ営業を休止せざるを得ない」
「スタッフ1人あたりにかかる作業の負担が大きく、閉店後もなかなか帰れない」

飲食店において、なかなかスタッフを確保できず人手不足に陥ってしまうと、このような課題に直面してしまいます。一方で、様々なシステムを活用して業務効率化することで課題の解決に取り組んでいる飲食店も出始めています。

そこで、本コラムでは、飲食店の業務効率化につながるシステムを紹介します。

飲食業界の人手不足がより深刻に…

国内の有効求人倍率はバブル期並みの水準で高止まりしており、「売り手市場」となっています。さらに、長期的に生産年齢人口は減少する見込みであり、売り手市場は今後も継続すると予想されます。

こうしたなか、すでに人手不足感が高まっています。そして、飲食業界では特にその状況が顕著です。

厚生労働省の調査(※)では、「宿泊業、飲食サービス業」はいわゆる「人手不足産業」であると指摘されています。また、「休暇が取得しづらい」「賃金が低い」などの理由から離職率も高くなっており、その離職率は29.8%と、産業全体平均(14.9%)と比較して約2倍。こうしたデータからも、飲食業界の人手不足の深刻さがうかがえます。

一方で、飲食業界の需要を支える訪日外国人旅行者数は2030年にかけて増え続けることが予測されるなど、少ない人手で多くの需要を受け入れなければならない状況が迫っています。

そして、人手不足を乗り越えるには業務効率化に取り組み、限られた人数で売上を維持できるようにしていかなければなりません。その一助となるのが、様々なシステムの導入です。

※出典:厚生労働省職業安定局「人手不足の現状把握について」
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11601000-Shokugyouanteikyoku-Soumuka/20141111-3_1.pdf

飲食店の業務効率化につながるシステム3選

今回は、実際に飲食店での活用が広がっているシステムを3つをご紹介します。

予約業務の効率化につながる予約管理システム

「お客様からの予約は電話やメール、ウェブサイト経由で受け付けて、スタッフがExcelに入力する」

こうした予約業務では、予約があるたびにExcelに転記する必要があるため手間がかかります

また、転記する際には人為的なミスも起こり得ます。例えば「スタッフの入力漏れによって、予約されていないお客様が来店してしまった」「電話予約が未入力のまま別スタッフがメール予約を受け付けてしまったため、同じ席でダブルブッキングとなった」といったようなケースです。

このような予約業務の手間やミスは、予約管理システムを導入することで効率化できます。

予約管理システムは、受け付けた予約情報を一元化して管理し、可視化する機能を持っています。予約があるたびにスタッフが手作業で情報を入力する必要がないため、予約業務の手間を減らしつつ、ミスも防ぐことが可能です。

オーダー業務の効率化につながるセルフオーダーシステム

紙の伝票を利用している場合、オーダーを受けるたびに、ホールスタッフがテーブル・キッチン間を移動しなければなりません。そのため、混雑する時間帯は人手不足によりオーダー待ちのお客様が増えたり、慌ててオーダーを受けて内容に抜け漏れが出たりすることも少なくありません。

こうした課題を解決するためには、セルフオーダーシステムの導入が効果的です。タブレットなどの機器を各テーブルに設置し、お客様自らオーダーしていただくことで、ホールスタッフの人数を削減できるだけでなく、オーダー受けのミスの防止にもつながります。

さらに、会計システムと連動したシステムを採用することで、レジまわりの混雑解消にもつながります。

会計業務の効率化につながる決済システム

繁盛している飲食店ほど、混雑時にはレジ前の会計待ち行列は長くなってしまいがち…。結果として、料理ではお客様に満足いただけたにも関わらず、会計に時間がかかってしまったことで悪印象を与えてしまう可能性もあります。

また、現金のみの決済としている店舗では、閉店後のレジ締め作業にかかる時間も長く、帰る時間が遅くなることもしばしば…。

こうした課題は、キャッシュレス決済システムを導入することで解決できる可能性があります。

特に、最近では「Suica」や「PASMO」といった電子マネーのほか、「LINE Pay」、「PayPay」などのQRコード・バーコード決済サービスも増加しており、ユーザーも増えているため、幅広く対応した決済システムを導入することで会計がスムーズになり、レジ待ち行列を解消できるでしょう。

さらに、キャッシュレス決済に慣れた訪日外国人の取り込み効果も期待できます。

飲食店のさらなる業務効率化につながる事前決済

今回ご紹介したようなシステムを導入して業務効率化することで、人手不足に悩む飲食店も売上を維持あるいは向上していくことができるでしょう。

そして、一歩進んだシステムとして事前決済システムがあります。あらかじめ注文するメニュー/コースが決まったお客様に、来店前に決済を済ませていただくことにより、店舗での会計を省略することができます。また、事前の決済によって、いわゆる「無断キャンセル(ノーショー)」のリスクも減らすことができるという効果もあります。

さらに、このところ注目を集めつつあるサブスクリプション方式のビジネスモデルを検討している飲食店にも効果的で、例えば「月定額食べ放題〇〇円」といったサービスもスムーズに導入することができます。

そして、Samuraiでは事前注文・決済やクーポン、ポイントカード、ハウスマネー運用管理など、飲食店の業務効率化と集客・回転率改善につながる機能を網羅した新たなプラットフォーム「Samurai Order」をリリース致しました。人手不足でお悩みの飲食店経営者様は、ぜひお問い合わせください。