決済フォームとは何?

ECサイトを運営するのであれば、決済フォームの導入は欠かせないでしょう。

決済フォームとは、文字通り決済のために使用されるフォームです。商品やコンテンツの販売、イベントの決済等の際に必要な申込み用フォームを用意し、更に決済まで行うシステムです。グーグルフォームに決済機能がついたものとイメージすればわかりやすいでしょう。

ホームページやECサイトに訪れたユーザーが、クレジットカードなどで決済できるフォームを用意しておくのは、キャッシュレス社会の現代において必須といえるでしょう。

かつては決済フォームを導入するためには、HP構築業者に高額な費用を支払い、システムを構築する必要がありました。現在はインターネットを使ったショッピングが普及し、簡易的なものであれば個人でも簡単に決済フォームを導入できます。

決済フォームは、導入方法によって次のような種類に分類されます。

・URL型
・JavaScript型
・QRコード型
・メールリンク型

運営コストや事業規模によって、適した方式は異なります。

いずれの方式であっても、直接サイトで決済するわけではなく移動先で決済処理が完了するので、ユーザーのカード情報を事業者が知ることなく、セキュリティ面で安心できる方式です。

導入方法の説明

決済フォームをサイト等へ導入するには、決済フォームから自前のサイトへ導入用のリンクを貼り付ける必要があります。

決済の対象や方法によって、適した導入方法は異なりますので、以下で簡単に説明いたします。

URL型

決済フォームへのリンクを払い出します。ハイパーリンクに利用したり、ボタンに貼り付けたりすることができます。

JavaScript型

決済ボタンや商品画像を含めたコードを払い出し、それをサイトに貼り付けます。デザインの加工も決済フォーム側ででき、特別な加工が必要ないので、一番ポピュラーな導入方式です。

QRコード型

決済フォームへリンクするためのQRコードを払い出します。ユーザーはQRコードを読み込むことで、簡単に決済フォームへ移動できます。

QRコードをリアルのチラシなどに掲載すれば、決済フォーム付きのチラシが簡単に作成できます。

メールリンク型

メールやSMSで、ユーザーへ直接決済フォームを送付します。

決済だけが目的であれば、ECサイトがなくても導入可能で、オーダーメイド品の受託生産のような、注文時に価格が決まっていないものや、送料等が変動する商品、海外発送などに有効な方法です。

決済フォームを導入するメリット・デメリットって?

インターネットを通した決済手段は、クレジットカードをはじめ、銀行振り込みやコンビニ決済など様々な種類があります。ECサイトの運営者がそれぞれと個別で契約するのは大変な労力がかかります。

自社サイトをお持ちの方がECサイトを始めたい場合、ECサイトのPKG(パッケージ)を導入するのが一般的ですが、構築にはある程度のノウハウが必要です。決済フォームは今あるサイトに決済システムを導入することができるため、手軽に始めることができます。

また、決済フォームの決済は、決済代行会社が間に入っています。決済代行会社とは、ユーザーと事業者の間に入り、ユーザーの希望する決済手段で処理し、入金管理をおこなうサービスを提供する企業です。

ユーザーは希望の決済手段を利用でき、事業者は決済導入や事務処理にかかる時間を削減できます。ユーザーと事業者お互いにメリットのあるサービスです。

決済フォームを導入するメリット、デメリットについて、更に詳しくみてみましょう。

決済フォームを導入するメリット

決済代行会社を利用する事業者側のメリットとして、下記が挙げられます。

クレジットカード会社との契約の手間の削減

事業者が導入したいクレジットカード会社それぞれと個別で契約するのは、莫大な労力がかかってしまいますが、決済代行会社を利用することで、JCB,AMEX,Diners,VISA,Mastercardの各クレジットカード会社との処理をまとめて引き受けてくれます

多様な決済手段の提供

クレジットカード以外にも、コンビニ決済やID決済など、多様な決済手段に対応しているフォームがあることも魅力です。

低コスト

ECサイトなどを構築する場合とくらべて安価に決済を提供可能です。

導入が簡単

前述のとおり、URLやJavaScriptを自社サイトに貼り付けるだけで決済フォ−ムの導入が可能です。

それによりECサイトに多くの決済手段を用意でき、ユーザー側のニーズに応えることが可能です。

決済フォームを導入するデメリット

決済代行フォームを利用するデメリットとして下記が挙げられます。

決済手数料

クレジットカードを始めとした各種決済を利用する際に、決済手数料が発生します。

月額利用料

システムを利用するための月額費用が発生します。

大規模なシステムは不向き

あくまで簡易的に決済手段を導入する場合に向いています。大量の商品を掲載したり、複雑な決済システムの構築には不向きです。

決済フォーム、決済代行会社を選ぶ際のポイント

決済フォーム、決済代行会社を選ぶ際のポイントを紹介します。
主に以下の5点に注意しながら比較し、サイトに合ったサービスを利用しましょう。

・決済手段が豊富かどうか
・手数料が適切かどうか
・サブスクリプション等に対応できるかどうか
・セキュリティ面は安心かどうか
・イメージどおりの決済フォームが構築可能かどうか
・決済サイクルは適切かどうか<p>

決済手段が豊富か

どのような決済手段に対応しているかは、決済フォーム、決済代行会社によって異なります。

複数の決済手段にまとめて対応できるのが、決済代行会社導入のメリットである以上、比較する際に見逃せないポイントです。

クレジットカード、銀行振り込み、QRコード決済、コンビニ決済、キャリア決済など、何に対応していて何に対応していないか確認しましょう。更に深い部分で比較するのであれば、クレジットカードはどの国際ブランドに対応しているかも重要です。

例えばVisa、Mastercardは対応しているが、海外シェアの低いJCBは対応していないといったケースが考えられます。日本ではMastercardよりJCBのシェアの方が高いため、国内でのユーザーを想定しているECサイトであれば、大きな機会損失につながります。

そのためどのような決済手段に対応しているか、必ずチェックしましょう。

手数料が適切か

契約を考えている決済代行会社の手数料が適切かどうかは重要です。なるべく手数料を抑えられる決済代行会社を選びましょう。

1件あたりの決済手数料は大した差ではなくても、ユーザーが多いサイトであれば、積み重なって大きなコストになります。

低い手数料で契約できるよう、なるべく多くの決済代行会社を比較しましょう。

サブスクリプション等に対応できるかどうか

近年は継続的な収入が期待できるサブスクリプションモデルや定期配送が盛んです。対応している決済フォームは少ないため、機能があるかの確認が必要です

また、初期費用の徴収や契約期間中のプラン変更など、細かな要求に対応できるかどうかも重要なポイントです。

セキュリティ面は安心か

お金のやり取りをする際に、セキュリティ面の配慮は欠かせません。ユーザーの個人情報が流出してしまっては、サイトの信用を失ってしまいます。

決済代行会社のセキュリティ対策がどのように行われているか確認するのはもちろん、万が一の際にどのようなサポートがあるのかも重要です。

イメージどおりの決済フォームが作れるかどうか

決済フォーム自体がイメージどおりのものを作れるかどうかも大切です。思ったとおりの質問事項などがフォームで用意できないと、かえって手間となってしまうことも考えられます。

決済サイクルは適切か

決済フォームによっては、お客様が自社サイト上で決済処理をした翌々月末に売上が振り込まれる、といった決済サイクルもあります。キャッシュフローは持続的・安定的に経営をしていく上では重要な観点となるので、できるだけ決済サイクルが短いものをおすすめします。

おすすめの決済フォーム5選

決済フォームに対応している決済代行会社は、数多く存在しています。
その中から、簡単に決済が導入できるおすすめの決済代行会社をピックアップしました。

Samurai Pay

Samurai Payは、ソニーグループのシステム・アプリ開発会社である株式会社Samuraiが開発した決済フォームです。決済システムには、決済代行会社であるソニーペイメントサービスのシステムが採用されています。

将来的にはQRコード決済やコンビニ決済にも対応する予定で、様々な決済が開発の手間がなく導入できるのは魅力です。

URL型やJavaScript型、QR型やメールリンク型など、決済を簡単に行えるツールが揃っているのが魅力です。

また、サブスクリプションモデルや、画像認証など、最新のシステムを使ったフォームも簡単に導入できるように作られています。

Square(スクエア)

Square(スクエア)は、Twitterを開発したジャク・ドーシーがCEOを務める、アメリカの決済代行会社です。

実店舗だけでなく、ECサイトにも対応しています。企業の規模にあわせて機能を追加できるため、成長を見込んでいる中小企業が扱いやすいサービスといえるでしょう。

ユーザーが支払った売上金が、最短翌営業日に入金される点も大きな特徴です。

PayPal(ペイパル)

アメリカの電気自動車メーカーのテスラを創業したイーロン・マスクが過去に創業した決済代行会社がPayPalです。

導入方法も簡単で、海外では特にメジャーなサービスとなっています。個人向けが主で利用には会員登録が必要です。

Pay.JP(ペイジェーピー)

近年、テレビCMでよく見るネットショップサービス「BASE(ベイス)」の関連会社で、日本の会社です。

決済フォームが簡単に構築できる点が特徴としてありますが、基本的には開発者向けです。エンジニアリングの知識がない方でももちろん取り扱い可能ですが、より便利な機能を使いたい場合は、エンジニアがいないと厳しいでしょう。

Stripe(ストライプ)

Stripeは、アメリカの会社で、決済フォームが簡単に構築できます。しかし、基本的にはPay.JPと同じく開発者向けの決済代行サービスとなっており、便利なAPIがたくさん利用できますが、文献が英語であったりと開発難易度も少し高い点は注意が必要です。

決済システムを伴う開発を行うには

決済フォームについて解説いたしました。簡易的に作成できる決済フォームは、ビジネスの強い味方です。

なお、Samuraiは、決済フォームではカバーできないような複雑なシステムやアプリ開発にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。