マクドナルドやすき家、スターバックスなど「モバイルオーダー」を導入するチェーンが増えています。「d払い」アプリ経由でテーブルオーダーできる仕組みがリリースされるなど、大手だけでなく中小事業者や個人店でも導入しやすいサービスが登場してきています。

そこで本コラムでは、モバイルオーダーの基本的な仕組みとメリット、導入を検討する際の選定ポイントを解説します。モバイルオーダーの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

モバイルオーダーとは

モバイルオーダーとは、その名のとおり“モバイル”端末から“オーダー”をする仕組みです。注文だけスマートフォンで受け付けて、決済は別途店内で行うタイプも存在しますが、現在の主流となっているのは、「注文・決済ともスマートフォンで完了する」タイプです。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、「非接触」「密回避」のニーズに対応する注文方法として脚光を浴びているモバイルオーダーですが、コロナ前からキャッシュレス決済の普及を背景に、アメリカや中国では導入が進んでいました。

たとえばスターバックスは、2015年からアメリカでモバイルオーダーのサービスを開始しています。日本でも順次導入を進めており、コロナ禍で「非接触」のニーズが高まったことから予定を早めて2020年12月より全国店舗で対応を開始しました。

スターバックスは、従来の営業スタイルにモバイルオーダーの仕組みを取り入れた形ですが、「モバイルオーダーありき」のビジネスモデルをつくりあげて世界中から注目を集めたのが中国のLuckin Coffeeです。店舗は商品の受け取りおよびデリバリーの拠点に特化し、極限まで人手を省いたスタイルで、2018年1月に1号店をオープンしてから約1年で1,400店舗へと急拡大。中国でシェアキッチンなどで調理してデリバリー中心の営業を行うゴーストレストランや、完全キャッシュレスのレストランが急増するきっかけともなりました。

モバイルオーダー導入で飲食店が得られる3つのメリット

モバイルオーダーを導入することで、飲食店は多くのメリットを得ることができます。主な3つを紹介しましょう。

メリット1:業務効率化&省力化が実現

お客様をテーブルへご案内し、注文を聞いて厨房へ通し料理を提供。お客様が食事を終えたら会計し、領収証やレシート、釣り銭などを渡す――。これが、飲食店における接客の基本フローです。

では、モバイルオーダーを導入するとどうなるでしょうか。残るフローは「お客様をテーブルへご案内し、料理を提供する」だけになり、オーダー取りとレジ業務がなくなるだけで、かなりの省力化が実現します。他の業務に人手を振り向けられるので、あらゆる業務を効率的に進められるようになるほか、接客により力を注ぐこともできます。また、店舗のコンセプトによっては、勤務する人数を最小化することも可能となり、人手不足の問題も解決できます。

従来の店内飲食スタイルではなく、テイクアウトやデリバリー中心の営業に転換した場合、モバイルオーダーはより一層効力を発揮します。接客やレジ対応に人員を配置する必要がなくなり、商品の提供に全力を注ぐことができるからです。業務効率化および省力化と、商品の質向上を同時に実現する特効薬だといえるでしょう。

メリット2:コロナ対策としても有効

新型コロナウイルスの感染症対策として、まず重要とされているのは「3密(密閉・密集・密接)の回避」です。しかし、飲食店はランチタイムなどのピークタイムがあるため、たとえテイクアウトであっても、会計待ちの混雑が発生するおそれがつきまといます。

その点モバイルオーダーは、注文も会計もお客様のスマートフォン操作で完了しますので、会計待ちの混雑は起こりません。さらに、キャッシュレス決済となるため、現金に付着した病原体による「接触感染」も防止することができます。

メリット3:客単価・リピーター率がアップ

モバイルオーダーを利用するとき、お客様はスマートフォンの画面でメニューを選びます。ピークタイムは、お客様に適切なおすすめをする余裕がなくなりがちです。また、厨房とのオペレーションの連携が難しくなり、注文を聞き違えるミスを誘発しやすくなりますが、モバイルオーダーならばそれらの心配が一切なくなります。たとえば、リコメンドのサイドメニューやドリンクメニューなどもじっくり検討してもらえる可能性が高まるでしょう。

また、お客様の注文内容に応じて、好みに合わせた情報をプッシュ通知で知らせたり、クーポンを配信したりと、1to1のコミュニケーションでリピーター率を高める施策も打てるようになるのもメリットです。

モバイルオーダー-飲食店

モバイルオーダーはお客様にとっても魅力!

店舗にとってのみならず、お客様にとってもモバイルオーダーの利用は魅力があります。まず、テイクアウト目的で店舗を訪れたとき、気になるのは行列です。後ろで待っている人に配慮して、ゆっくりメニューが選べなかったという経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

しかし、モバイルオーダーならば、自分のペースでじっくりとメニューを選ぶことができます。店舗スタッフのオーダーミスに悩まされることもなく、レジ待ちや会計待ちの時間も減らせるため、無駄なストレスを感じることがなくなるでしょう。

また、レジや会計で待ち時間が発生する要因のひとつに、領収証やスタンプ、ポイントの発行、クーポンの処理などがありますが、モバイルオーダーならばこれらもスマートフォンアプリで完結します。同時に、財布やバッグの中に放り込んで見つからなくなってしまうことも防ぐことができ、スマートなポイント管理もできるようになります。加えて、コロナ禍が長期化している中で、「非接触」「密回避」を両立できる安心感も大きいといえます。

モバイルオーダーの選定ポイント

店舗のオペレーションを効率化できるうえ、感染症対策にもなるモバイルオーダー。導入するには、大きく2つの方法があります。

1つは、イチからアプリやシステムを開発する方法です。自店舗にジャストフィットしたものを開発できるのが最大のメリットですが、短くても数カ月、通常は年単位の時間がかかります。必然的にコストもかなり嵩むことになるのがデメリットです。

もう1つは、既存のサービスを活用する方法です。イチから開発するのと比べてコストは圧倒的に低く、時間もさほどかかりません。最近は、求められる機能をコンパクトにまとめて、リーズナブルかつスピーディに導入できるサービスが増えています。自店舗に求められる機能は何か整理したうえで比較検討すれば、適したものが見つけられるでしょう。

そこで、適したサービスを選ぶ際のチェックポイントを以下の3つにまとめてみました。

◆導入コスト
◆セキュリティ
◆モバイルオーダー以外の機能

◆導入コスト

モバイルオーダーは、一時期だけでなく、長期にわたって使い続ける仕組みです。どれだけ優れた機能を有していても、コストが合わなければ経営悪化につながりかねません。しっかりとトータルコストを把握したうえで選定するべきです。

◆セキュリティ

お客様に安心して利用いただくためにも、セキュリティにどれだけ力を入れているかは重要なチェックポイントです。具体的にどのようなセキュリティ対策をしているのかは、選定の際に必ず確認してください。

◆モバイルオーダー以外の機能

売上向上を狙うなら、モバイルオーダーの仕組みを導入するだけでなく、「モバイルオーダーをいかに売上につなげるか」を考慮しなくてはなりません。せっかく新たに導入するのですから、自店舗のビジネスモデルに合った施策を打ち出せるかどうか、そのニーズに応えられる機能が備わっているサービスを選びましょう。

廉価で高セキュリティ、売上UPもサポートする「Samurai Order」

Samuraiでは、「導入コスト」「セキュリティ」「売上UPサポート機能」のすべてを満たしたモバイルオーダーソリューション「Samurai Order」を提供しています。ロゴを用意するだけでオリジナルアプリを簡単かつ迅速に持つことができるほか、ポイントやクーポン配信、プッシュ通知などお客様とのコミュニケーションを強化できる機能が充実。セキュリティコードだけでなく本名・住所などで本人確認を行うことによって不正利用を防止しているなど、セキュリティ対策も万全です。モバイルオーダーを検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

モバイルオーダーご紹介

次の関連コラム:【2021年最新版】キャッシュレス決済を美容室・理容室が導入するメリット・デメリット

前の関連コラム:【Afterコロナを見据えた戦略を】飲食店における感染症対策、5事例を紹介!